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イップ・マン 完結のnaomiriamのレビュー・感想・評価

イップ・マン 完結(2019年製作の映画)
5.0
10年に渡るイップ・マンシリーズの集大成。監督ウィルソン・イップ アクション監督ユエン・ウーピン、音楽は川合憲次さんと言う、私にとってはゴールデン・コンビのもと、ドニー・イェン演じるイップ・マンはとても素晴らしかったです。そしてキャストもウー・ユエ、チャン・クォックワン、クリス・コリンズ、スコット・アドキンス、ヴァネス・ウー言うツワモノ揃いで、功夫アクションも見どころ満載です。激動の時代を生き抜いたイップ・マン。米国に渡り、弟子であるブルース・リーとの再会。人種差別、社会におけるルール。息子との繋がり。作品の中に現代にも繋がる様々なテーマが描写されています。
シリーズを通して、木人椿を打つイップ・マンの姿がこの目に焼き付いています。
ドニー・イェン自身もブルース・リーに憧れていたように、イップ・マンを演じた事はイップ・マンへのオマージュであり、ブルース・リーへのオマージュであり、何より縁(えにし)があったことがこの作品の深みに繋がったのだと思っています。
イップ・マンはなぜ戦うのか。その姿をぜひ劇場で観て頂きたいです。
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