公開初日に観に行ったのにレビューが遅れていました。
ついにイップ・マンシリーズの完結。
ラストにして原点。そして原点にして頂点の傑作でした。
前作から最愛の妻を失い、残った愛する息子は反抗期。
そして自らの病気も発覚し・・・。
映画冒頭からそんな終わりを感じさせる演出の数々に胸を締め付けられました。
そんな雰囲気を一変させたのが、シリーズで少しずつその存在感を表してきた愛弟子ブルース・リーの存在。
今作でついにボリューム満点で用意された戦闘シーンには興奮しました。
圧倒的戦闘センスとブルース・リー本人を完コピした演技力にも驚きました。燃えよドラゴンが観たくなった。
そして物語は進んでいくのですが、今までのシリーズでも見せた安定のクオリティ。
飽きさせないテンポでの戦闘シーンの数々には全て見所が満載でした。
パワーバランスもわかりやすかったかな。
そしてイップ・マンのラストバトルにはシリーズ集大成としての圧倒的アツさがありました。
興奮で泣くとはこのことです。
そんなクライマックスからフィナーレまで一貫して画面が滲んでいました。
ありがとうイップ・マン。ありがとうドニー・イェン。
この10年間楽しませてもらいました。
アベンジャーズに続き、最高の大作が終わりを告げた。
