イップマン完結。ドニーイェンも10年間お疲れ様でした。
最終作として晩年のイップマンの戦いを描いた内容。ガンになったイップマンが反抗期の息子の為にロスの学校を探すという展開。武道の達人でも子育ては儘ならなく悩むイップマン。
ロスに行き華僑の団体に会うが、弟子のブリースリーが外国人相手にカンフーを教えているので門前払いに合う。
そして米軍で空手の指導の槍玉にカンフーが上がる。空手使いの米軍教官と戦うという展開へ。
最初冷遇した架橋の師匠達。太極拳の師匠はそれなりの強豪だったが、他の師匠連は割とサクッと米軍教官にボコラレちゃう。形意拳や八卦掌や洪家拳など実在する拳法の名前を出してるのに（笑）
しかし真のラストバトルが米軍の教官ってのはちょっとキャラ設定が弱いかな。空手使いは1作目で日本兵相手に戦ってるしね。
また、物語が親子の確執とその解決を描いた話なのなら、ラストの葬式のカットでブリースリーが弔問に訪れるシーンで終わるのは如何なものか？言うてもこの物語に置いてはリーは脇役だもんな。
本来なら父を看取り喪主を務める息子が描かれるべきだったのではなかろうか？
とは言え面白いシリーズだったね。特に2作目が至高かな。
