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太陽の家のEDDIEのレビュー・感想・評価

太陽の家(2019年製作の映画)
3.7
軽々しくお礼にって知り合ったばかりの男を家にあげる広末も広末だが、図々しくカレーをもらおうとする長渕も長渕。独特な盛り付けのカレーライスは本作のテーマに通ずる。真ん中は自分自身、その周りを大切な家族や仲間が囲っている。かなり重要なシーンだ。

はい、1月22日がカレーの日ということで、Xスペースでやっている自分の配信で先日「カレー映画」特集をしました。
そこでリスナーから届いた「おすすめのカレー映画」の一つが本作でした。

主人公は長渕剛演じる大工の棟梁。
彼の行動がなかなかにとち狂っている。
そして劇中に出会うシングルマザー?の芽衣ちゃんを広末涼子が演じるのですが、この人の他人との距離感もなかなかにバグっています。
色々と突っ込みたい描写はありながらも、なんだか不思議な引力で引き寄せられて最後まで集中して観ることができました。

ほかの俳優にはなかなか出せない長渕剛の味が吸引力になったのではないかと分析しています。

テーマとしては継承と家族。
血の繋がりだけではない人間の強固な繋がりを描いているので、基本的には凄く良い映画なんだと思います。
個人的にはある出来事をきっかけになぜか長渕が猛烈に筋トレし出すシーンが笑えました。

〈キャスト〉
川崎信吾(長渕剛)
川崎美沙希(飯島直子)
川崎柑奈(山口まゆ)
池田龍生(潤浩)
池田芽衣(広末涼子)
河井高史(瑛太)
吉武利治(柄本明)
ヤス(上田晋也)

※2024年旧作鑑賞8本目
※2024年自宅鑑賞8本目
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