ちんねん

につつまれてのちんねんのレビュー・感想・評価

につつまれて(1995年製作の映画)
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序盤が特に好き。
問題提示。写真的表現で孤独さ。食い入るように見つめる撮影。


エヴァの最終章を思わせるような、断片をつなぎ合わせた精神世界に入っていくような。
時空間ではない、精神世界ともいうべき、表現。

セルフドキュメンタリーの部類には入るだろうが、
一人の個人を見たというよりは、
父を探す試みとそれにより生じる荒れ狂う葛藤という一連のエモーションの、
抽象画でもあり得るしダンスでもあり得るような(映像でしかありえないのだが)、
形象化されたイメージを見たような。
(それが個人であるような、人生であるような、そういうセルフは好きじゃないけど。本作は違ったような。)
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