このレビューはネタバレを含みます
哀愁漂うお母さんの姿がとてもよかった。。
子供達は、お父さんの暴力的な面の遺伝もあるだろうけど、純粋に思春期をそういう家庭で過ごしたから、暴力的な言葉だったり行動になってしまったのかな。
大ちゃんの妻は、娘を連れて仕事場まで来て離婚しようとしてたから嫌な印象だったけど、最後には感情移入してしまったなぁ。タクシーで逃げ去ろうとしているところに、「窓開けたらまたそうやって叩くんでしょ?」って言葉。そして口論になった時に叩かれた様子を見て、何度も叩かれているんだろうなぁと。「これは稲村家のもんだいだからお前は関係ない」こんなこと言われたら、結婚している意味。
最後にお母さんの乗せた車と、子供達の乗った車がぶつかり合うことで、やっと本音を言えたような気がした。15年越しに、間に合ったような気がした。