ひとよのyapのレビュー・感想・評価

2019.11.15鑑賞。こんな一息もつかせない家族ドラマがあっただろうか。子どもたちを「自由」にさせるためにやった親の行動が皮肉にも子どもたちのその後の人生を不自由にさせる。でも、強く望めば、あとほんの少し意識を変えれば「自由」になれる。幸せな人生を送ることができる。15年という月日を経て再び現れた母は子供たちに直接的ではないが、そう説く。そんな「自立」というテーマを描いた白石監督印の骨太な作品。蔵之介の息子のとある仕草は今年の映画のベストオブ伏線でした。