家族とは何か。
生きるべきは今か。過去か。
これを静かに。丁寧に教えてくれる良作。
誰しもがトラウマや恨み、
そして恩を感じたことはある。
そして過去に囚われた者ほど
「○○が原因で〜〜という結果に至っている」
という思考になる。
しかし。これは自分で原因を作り、
「このせいで今の状況があるんだ」
そう思い込んでいるだけに過ぎない。
そんな今の自分を満足する為に、
納得させる為に過ぎないのだ。
しかし。そんなことではいつまで経っても
過去に囚われ生きていくハメになる。
自分にとっては特別な一夜でも、
他人にとっては何でもない。
ただの一夜であるのに。
過去なんて気にすんなよ。
大切なのはいつだって今。
人は誰しも変われるのだ。
重たいテーマながらも、
本質はそっと背中を支えてくれる、
優しい映画でした。