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デッド・ドント・ダイのyapのレビュー・感想・評価

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)
3.0
ジム・ジャームッシュが飽和状態のゾンビ映画をどう撮るのか興味があった。
ゾンビ映画が作られ続けるように消費主義は結局のところ無くならないということか。
ゾンビの特徴は走らない、ゾンビ化まで時間を要するといったオールドスクールなものに、
生きていた頃の生活に縛られつつ、一言くらいしゃべるという
「アイアムアヒーロー」タイプを混ぜたもの。
首を狩っても血は出ず、黒煙が出るという映倫に優しい。

ゾンビの第1発見時に警官がそれぞれ同じリアクションをするというのを
3回わざわざ同じカット割りで繰り返し見せるシーンや、
死体に先鋭的なメイクをするシーンなどクスリとするシーンがあるものの、
全体的にスローペースで物語は進行する。
途中からセリフに「ジャームッシュ」が出てきたり、
〇〇〇が出てきたり、登場人物たちが合流しなかったりと
トンデモ展開になったまま、あえなく終了。

ジャームッシュファンの友だちに「どゆこと?」とつっかかり、
「あれはね・・・」とあーだこーだと講釈を垂れてもらいたいそんな映画でした。
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