とてつもなく緩いゾンビ映画
かなり突飛なキャラクターが多いものの、それぞれのキャストが自然に振る舞っている為、そこの引っ掛かりはなく、軽妙洒脱なやり取りが気持ち良い。
その中にも差別問題、物質主義等現代に突き刺さる風刺も備えており、緩いやり取りや個性的なキャラクター(人間、ゾンビ共)だけで終わらない作品でもある。
ほとんどゾンビ映画を見てはいないが、それでも分かる教科書的な演出が散りばめられ、ジャンルへのリスペクトも感じられた。
総じて色々考えさせられる、考えたくなるようなジャームッシュ先生の作り込み、想いを受け取ることができた。