wattiestさんの映画レビュー・感想・評価

wattiest

wattiest

映画(209)
ドラマ(1)
アニメ(0)

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.6

監督お得意の静謐な空気感に恐怖をちょい足ししたら、とんでもないホラーに仕上がりました、みたいな。

最後のカット、なんでガッツリこっち見てんの、怖……

エンディングのtofubeatsもおどろおどろ
>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.9

夜に去来するモノクロのイメージを通して、ヒラヤマさんが日々何を感じているのかに思いを馳せる時間の贅沢さたるや。

完璧なルーティンに差し込まれるイレギュラーによって、ニヤついたり泣いたりするヒラヤマさ
>>続きを読む

ノースハリウッド(2021年製作の映画)

4.5

ほんとこのチームは思春期のヒリヒリを表現するのが上手。

やっぱり昔アメリカに憧れちゃうなぁ。

ニコヒラガさん、雰囲気まといまくってて素敵すぎ

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.0

食べ物の恨みは深い…

美しい情景描写と様々な立場の人間たちの野心が入り交じる脚本の妙でぐんぐん引き込まれた。

いつの世も悪事は自分にはね返るのかしら。

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.5

わんちゃんかわいい。

男友達ってこういう感じだよね、ってむず痒くなるような映画。

いつかは乗りたいボルボのハッチバック。

アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.5

原作気になる……

おそらく原作の影響だが、監督の普段の作風とは異なりジトっとした湿度を感じさせる本作。
とはいえ会話を基調とした得意な部分はそのままに、配役の妙も相まってかなり奇妙な物語、キャラクタ
>>続きを読む

(2023年製作の映画)

-

人間とは、心とは、尊厳とは……
様々な、重く解のない問いを容赦なく突きつけてくるこの作品に出逢えたことは生涯の宝と言えよう。

実際に会った事件を基にしながらもそこから膨らむ大いなる疑問に登場人物同様
>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.0

眠らない限り目覚めることはない

かわいいかわいい丁寧世界観◎

ただ『君たちは〜』みたいにストーリーやキャラ設定に含意が多すぎるようですっきりまるっと理解出来る感じでもないかなぁ。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

自伝とセルフオマージュ。

CGを駆使した映像表現は集大成と呼ぶにふさわしい美しさ、映画館のスクリーンで観られて良かった。

ところどころ音響が俗っぽく感じる場面もあったが、難解な本作に取っ掛かりやす
>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.5

2023年8本目

庵野作品好きだからか、これもとても好き。

演技性を排除したのは原作へのリスペクトの深さゆえか。
シン・○○シリーズでこの手法が1番ハマったのはゴジラだったかな。
災害たるゴジラに
>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.7

2023年7本目

"人間のすべて"

三部構成のかなりしっかりとしたストーリー展開。
人間のあらゆる側面が炙り出される怪作。

あらゆる場面や台詞になにか隠された意味があるのではないかと勘繰らされる
>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

4.5

2023年6本目

豪華絢爛酒池肉林魑魅魍魎パーティー

これについては語るよりも観るのが一番、と言える映画たる作品。
豪華な俳優陣、過激な時代性、展開に富んだ脚本、それらのおかげで3時間越えの長尺も
>>続きを読む

そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

3.3

2023年5本目

藤ヶ谷くんの付け髭と雪の作り物具合が気になったナ

俳優としての前田敦子、ずば抜けている。
優しい泣き役が似合うこと似合うこと…
ほかの役者陣も藤ヶ谷くんをはじめ素晴らしかった。
>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.4

2023年4本目

全方位からキャリーマリガンが美しすぎる映画。

大きな社会問題を事実を元に取り扱った上で映画作品としてもどえらく高いクオリティを誇るものすごい一本。

1月から出会えてありがたいね
>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.1

2023年3本目

浮世離れしすぎなマキオの佇まい、言動
顔、声の可愛さに合ってない(ように感じる)しいちゃん
が気になりすぎた〜

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

2023年2本目

家族パワー、大好き系

登場人物がことごとく全員素晴らしかった。
白黒の炎、際立って恐ろしい。

ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.5

2023年1本目

不思議メッセージ系

アダム"ぽっちゃり"ドライバー可愛い。

アムステルダム(2022年製作の映画)

4.5

2022年52本目

"歴史は繰り返す"

作中に繰り返し切り取られるヴァレリーの意志を持った真顔、バートの首を傾げた困り顔、ハロルドの強さを秘めたニヤケ顔、それらの表情がかなり印象的だった。

人種
>>続きを読む

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

4.3

2022年51本目

エンタメ性高そうだな〜、くらいの感じで観に行ったらなんのその、今年一番食らったかもしれない。

4組のカップルに巻き起こる様々な出来事が目まぐるしく繰り広げられるため、息付く暇な
>>続きを読む

猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.5

2022年50本目

手島実優さんの怒りの演技と、その後のみんなのド気まずい空気感のリアル感が物凄かった。

伊藤の胡散臭さも上手くエンタメに昇華できてて最高。

四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

3.8

2022年49本目

森見登美彦×アニメということで好きな匂いしかしなかったので、作品の背景もろくに知らないままに鑑賞。

期待を超える出来で感謝の嵐。
森見作品ならではのウィットに富んだ台詞回し、少
>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.6

2022年48本目

携帯電話が普及する前、若者のエネルギーはこうやって動的に発散されていたのだろうな。
シンプルに見えて登場人物も多く、様々な人と人との関係性が絡み合ったストーリーに魅入ってしまう。
>>続きを読む

キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

4.2

2022年47本目

噛み合わない会話とキレやすい大人たち、それとモノポリー。

キラキラ青春系かと思いきや、サイコ風味もピリッと効いた少しヘンテコな映画。

その絶妙なちぐはぐ加減と言い、画の色味や
>>続きを読む

彼女来来(2021年製作の映画)

3.6

2022年46本目

"意味わかんないよ……"

自分のことも、他人のことも、分からないまま人生は進んでいく。

全体に落ち着いたトーンで展開していく本作、それ故に衝撃的な出来事が際立つ。
際立つもの
>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

2022年45本目

"分かり合うことの難しさ"

今作はろう者の家庭とそこに生まれた聴者の娘が心を通わせ合う過程が多くの苦しさとともに描かれている。
聴者同士でも彼らのように強く"分かり合う"ことは
>>続きを読む

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.5

2022年44本目

"I'm the coolest!!"

じんわりと心の芯に沁みていくような物語ー。

ストーリーとしてはありがちな内容かもしれないが、俳優陣の演技が自然すぎるため、登場人物全員
>>続きを読む

野球部に花束を(2022年製作の映画)

4.0

2022年43本目

"一生付き合える、仲間ができるよ。"

突き抜けるくだらなさーーー。

自分も野球部出身なもので予告を観た時から妙に気になっていたこの映画。
華の(泥の?)高校球児の日々をあくま
>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

3.8

2022年42本目

中山美穂さんにあんな役を当てるなんて、岩井先生も悪いお人……

しっとりさらりと進んでいく岩井脚本の上で、一人快活な松たか子さんが光り輝いていた。
やはりどこにいても特別な存在。
>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.0

2022年41本目

ジュラシックワールド3作目。
ジュラシックシリーズを締めくくる一作。

正直前作、前々作から膨らんでいた期待が空振りに終わったような印象。
旧作のレジェンズも満を持して登場させた
>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.7

2022年40本目

"Don't think,Just do it!"

真っ直ぐに食らわされた!
ド真ん中の豪速球って感じ、打ち返すよりも受け止めたい熱さ。

いい歳の取り方って正にこれだ、って感
>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

2022年39本目

"みんな決まった場所で生きてるから"

東京、の中の限られたひと握りの人々の暮らし、と地方出身の人々がそれぞれの場所で生活し、時に交わってお互いの世界を深めていく。

登場人物た
>>続きを読む

わたし達はおとな(2022年製作の映画)

3.9

2022年38本目

あ〜あるある、あるある、、、?

様々な場面で見聞きする、男女が共に暮らし生きていく上での軋轢をはっきりとした輪郭で描いた今作。
これが誰かの日常ならきっとぼやけてしまうだろう所
>>続きを読む

星の子(2020年製作の映画)

3.5

2022年37本目

心配なんてしないで。

途中ちひろが歩いて通ったトンネル抜けの海、あれはどこの風景だろう。

原田知世さん、永瀬正敏さんの危うさ
黒木華さん、高良健吾さんの恐ろしさ
しかし、それ
>>続きを読む

>|