お前らはもう死んでいる。
生まれながらに死んでいる。
だから、お前らは死なない。
ジム・ジャームッシュ監督がゾンビ映画を撮るってだけで、胸がワクワク、心ウキウキ。さらに幸か不幸か劇場貸し切り状態!贅沢すぎるだろ!私、今日死ぬのかな?
原型となるロメロゾンビを踏襲し、かつ異次元で卑怯なメタ構造を取り込む。まるで観衆を嘲笑うかのような怪作!もう楽しすぎてあっと言う間に終わっちゃったって感じでした。
ゾンビ映画としての恐怖感は皆無なのでダメって思うかも知れない。でも、初期ロメロ作品だって今観るとゾンビが愛らしく、笑って観てしまうでしょ?そういうことです。恐怖や刺激を求めると、走ったり、知能を持ったり、どんどん人に近づいちゃう。ゾンビである意味がない。
原点に立ち返り、リスペクトしつつも茶化してみせる。さすがだなぁ。
ゾンビは欲望に忠実なんです。理性が無いんです。故にあの女性キャラクターが求めていたものが、、、。切ないッスよね。
そして、アダム・ドライバーさん!ほんっと何あの顔!終始あのムカツク表情。笑いが止まらない!
ビル・マーレー師匠、さすがに堪忍袋の緒が切れて激怒するのもわかりみが深い。お前、何でそんな冷静なんだよ!顔!顔ムカツク💢
そして返す刀で一番言ってはいけない『だってオレ、○○○んだし』どアホウが!笑
大好きな映画を独り占めして嬉しいけど、やっぱりたくさんの人とゲラゲラ笑いながら観たかったなぁ。なので、まだの方、是非劇場で!万人受けしない作風なので苦情は受け付けませんが、オススメです!
追伸
私1人の為に上映してくださった劇場スタッフの方々、ありがとうございました🙏