大どんでん返しを期待してサスペンスやミステリーを欲する時がある。あれは何故なんなんだろう。非日常のドキドキやハラハラを求めてるんだろうか。鮮やかに裏切られる程、満足度が高い。この映画、お見事、まんまと騙されました。
舞台でやったら面白そう。キャストも少数だし、相性良いはず。演出の派手さはなくて脚本がウリなはずだから、何回も繰り返し見るタイプの映画ではないかもしれないけれど、舞台化したら何回見ても楽しめそう。東京芸術劇場のプレイハウスか、シアターコクーン辺りで、如何でしょう。ぜひとも藤原竜也さん出演でお願いします。個人の趣味？いいえ、適役と自信を持って推薦します。
なんて妄想が膨らむ一方で、こういう作品はフランス映画で出会えて良かったなとも改めて噛み締める。自国のキャストだとどうしても、この人が怪しいとか変に深読みしたり先入観を持って挑みがち。それもそれで罠にハマる時、あるけれど。
あぁ、こういう映画を、真っ暗な静かな空間で頭真っ白にして観たい。映画館、早く行きたい。
