とても丁寧に綺麗に伏線を回収してくれる。
面白いです。
正直、最初はその設定についていけないというか身近に感じにくい。人気とはいえ小説の出版のためにここまで徹底した管理をすることってあるのかな、という。
たぶん、この作品の核はそこじゃないから別に身近に感じなくても問題ないんだけども。
あ、犯人この人だったのね、と思ったらあれ違う?という2回3回驚かせていただいてありがたい。マトリョーシカ的な。
誰が犯人か?という犯人探しをしながら観ることはおすすめしない。
というか誰が犯人かは重要じゃなくてどうやって『悪』を追い詰めていくかにかかってるんです、これは。
ヨーロッパ感のあるちょっと薄暗い感じが雰囲気醸し出してて良かった。
推理系とかミステリー系ってそういう重厚な雰囲気があった方が、伏線回収し始めたらすごいスピードで軽い感じになっちゃうのでちょうど良いと思う。