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9人の翻訳家 囚われたベストセラーのここのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

どんでん返し映画であげられることが多いため、どんなストーリーなのか期待値高めで観た。

外部と遮断された翻訳家たち、誰が犯人でどのように流失させてるのかという設定は面白そうと思った。

でもわたしが頭が悪いのもあってか思ってたより引き込まれなかった。あとなんだろう主人公に感情移入ができなかった。

中盤あたりで主人公が社長に著者に会いたいの一点張りでまだ犯人を知らなかったから拗らせオタクという印象。もしかしたら会いたいっていうのは遠回しにお世話になったおじいさんのことを言ってたのかな。

結局は主人公が著者で犯人。やばい社長に復讐は果たしたけど主人公に加担してない翻訳家が死ぬからなのか、復讐のやり方が複雑だからか爽快感はない。巻き込まれた人が不憫。

社長は悪人だけど、前半は大きな利益になる本を流出させられた被害者に見えた。

社長は最後まで騙されてたし、なぜかそこまでヘイトが溜まらなくてざまぁみろとは思えなかった。主人公より社長に感情移入してたかもしれない笑

他の翻訳家たちの協力した理由がよくわからなかった。結局すり替えた意味ってなんだったっけ?
聞きなれない言語だったこと、9人の翻訳家たちをもっと深掘りさせてミスリードとかもなかったためか淡々と真実がわかっていった感じ。

あと主人公に華がないためか、著者、犯人だったけどあんまり魅力的に見えなかった。主人公が著者でした、ぜんぶ復讐でしたバーン!という流れでもなかったためどんでん返し感はなかったかも。

さんざんよく思わなかったことを書いてしまったけど期待値を高めにして見たこと、見せ方が合わなかったんだと思う。

電車のすり替えシーンと多様な言語で話すシーンは好き。あそこでみんなの協力で社長を止められたらもっと良かったのにな。

好みの映画ではなかった。
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