ふみ

9人の翻訳家 囚われたベストセラーのふみのネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

夫と3本目。今度は私チョイス。
序盤「なんぞこれ… お洒落すぎてついていけん。なんなんみんななんか文学の引用的な感じの会話ばっかしてさぁ… 私の教養のなさが仇になっている… ミスチョイスやったか…?」と思っていたら事件発生後から急展開。最後まで振り回されっぱなしだった。いい意味で。
個人的には、一部の翻訳家たちが実は事前に共闘してて地下鉄と追っかけっこするシーンが好き。姉御ー!
あと、版元のおじさんが錯乱して銃乱射しかけた時に「スペイン語ならわからんっぽい」「作戦立てよ」「いや俺もスペ語わからん」「ならチャイ語で通訳したろ」「ええいギリシャ語で話せ!」と翻訳家ならではのスキルでわちゃわちゃするシーンも好き。緊迫感あるはずがコミカルさを感じて笑ってしまった。
翻訳という観点ではあるけれど、原作をどう世の中に発信するかという部分でこないだのドラマ化原作者さんのことを思うなど。地上波で流してはどうかしら(そこまで近い視点ではないか…)
ふみ

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