時系列ごっちゃごちゃにして退屈に感じさせないのはそれなりにテクニックが要る、ということだろうか。
ノーランって凄いんやね…
ミステリーの仕掛けは何重にもあって相当に面白い。疑心暗鬼だけじゃないスリリングさもある。
ただ、キャラ設定の裏切りが皆無。「こいつはこういうキャラだろうな」と思った奴が、想像はしてなかったものの「こいつならそうするだろうな」という行動をしていくだけ。
地下シェルターの舞台設定も活かしきれてない。ただ「豪華な施設に閉じ込められます!」という雰囲気作りのためだけの装置に終始してしまってる。
最終的なメッセージもまあ…せやな…としか思えなかった。
それよか噛み締められたのは、デンマーク語担当エレーヌさんのジレンマかなあ。
でもミステリーは面白いからね、「無駄な時間」にはならないです。
なんでそんなに書けないかっていうと、だいたいネタバレになるんだよな。
イタリア担当の人、どっかで見たことあると思ったら、ジョン・ウィック2のサンティーノだった!