かまちょ

9人の翻訳家 囚われたベストセラーのかまちょのレビュー・感想・評価

4.1
あなたはこの結末を「誤訳」する。
このキャッチフレーズとオルガ・キュリレンコ目当てで観賞。

前半は多少散らかってる感じで乗りにくかったのですが、作りが把握出来てからは
ナイブスアウトに続き大満足の内容でした(笑)
「結末の誤訳」と謳われてますが、あんなの絶対わかりませんって!(笑)

そうは言ってもしっかりした「動機」と「からくり」で見ていて充分引き込まれたのと、パートパートではドキドキ・ハラハラもさせられたりと作品としてとても質が高かったです。
そして最後の最後はなんかスッキリしました(笑)

内容は何を語ってもネタバレに繋がるので伏せまずか、目当ての一つであるオルガ・キュリレンコさんがやっぱいい(笑)
「007/慰めの報酬」でボンドガールを務めた方。(それを把握している人にはニヤリとするシーンも…)
若干歳を重ねた感はありますが、抜群のスタイルは健在で、「どっから足やねん!?」と突っ込みたくなくぐらいのスタイルの良さ(笑)

また、秘書役のローズマリーを演じたサラ・ジドローさんも良かったです。

女優人だけでなく、登場人物全てに個性が出ていて、その部分でも満足度高かったです。
決して「大作」ではないですが総合満足度が高い作品でした!

でも、こんな事って実際に出版業界で行われてるんですね…
勉強になりました(笑)
かまちょ

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