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9人の翻訳家 囚われたベストセラーのMOEのレビュー・感想・評価

3.4
期待値爆上げで鑑賞したら、『ナイブス・アウト』振りのガッカリ作でした。
一応こういうミステリー系の作品なので、ネタバレ回避のために、以下抽象的な言い回しになるかも。

“良質”ミステリーとはかけ離れた反則技、強引な力技、過剰な演出の連続で、正直もう何が何やら分からん状態にさせられる。
複雑な構成にするのは全然OKですが、嫌〜な混乱を誘発させられるのは嫌いです。
どう考えても、ツメ甘々、ツッコミどころ満載ですねん。

ある人のキャラなんて、パワハラの塊で本当に乱暴だし、不快にしかならない。

各国🇬🇧🇷🇺🇬🇷🇩🇪🇮🇹🇪🇸🇵🇹🇨🇳🇩🇰を代表する豪華な役者さん、知っている人も多くて、その顔ぶれに非常にワクワクしました。しか〜し、彼らのほとんどが、作品内ではかなりおざなりに扱われており、勿体な過ぎて涙モノ。凄く凄く凄く残念。
すべてはあの強引な展開のせい。

ガッカリの一言。
観たかったのは、こんなのじゃない!という気持ちにさせられましたよ。

P.S 最近、ことごとくフランス映画が私の期待に溢れた手のひらの中から零れ落ちていくのですが…
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