主人公の口数が少ないせいなのか、とても静かな映画だった。この空気が良くて、人間らしい映画だと思った。
居場所を離れ、見つけて、無くなって、そんな状況でも不器用なりに主人公は成長していて... ひとりで銭湯を営業してるシーンはぐっとくるものがあった。とても綺麗だった。
民宿も 銭湯も 飲み屋も
ラーメン屋も 映画館の裏側もよかった。
おばあちゃんの台詞もよかったなあ...
「形のあるものはいつか姿を消してしまうけど、言葉だけはずっと残る。」人はこれが全てだよなって思う。
わたしは言葉の重みをもう少し理解する必要があるのかもしれないなと思った。