Filmarks試写会にて!
(トークショー有り)
正直、期待はせず、
前情報も一切無く見に行きました。
…が、とても良かった!
理想的な少女の上京物語。
と言った所でしょうか!
チラシにも使われている銭湯の描写が
素晴らしかった!
画だけであの心地よさそうな[湯]を表現したのはお見事!
(最近「メランコリック」見たばかりだし、銭湯付いてます!)
映画もさる事ながら、
監督のトークショーがとても良かった!
「最近の速いテンポの映画も良いけど、
余白の多い映画も意外と若い人たちが観たいはず」
「小説はドラマに似て、詩は映画に似てる」
「古き場所が無くなると、その時代を生きた人と思い出を共有する機会すら失う」
「[松本穂香]込みの風景が、この映画の主役」
どの話もしっかり監督の意図があり、
とても面白かった!
どなたかが言っていましたが、
「映画の中に入り込んだ感覚」は確かに!
東京の下町の風景込みで撮っているから
その場所を物陰から覗き見している様な感覚になるんですね!
(結構、前例で観賞するのがオススメかも!)
都市開発により消えゆく東京の下町と
長野の田舎から上京した少女。
進む未来は対照的だが、
ほんの一瞬リンクした奇跡的な時間がとても暖かくて心地よい。
確かに若手の監督で、余白を多く残して物語を紡げる人は珍しい!
今後も中川龍太郎監督は要チェック!
(あ!あと役者さん達もみんな良かったー!)