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スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼のYSKのレビュー・感想・評価

1.1
身内だけでやっている「不能犯大賞」という映画賞がありまして、これは2018年2月に公開された映画なんですが、まあつまんないんですよ
主人公の宇相吹正には「愚かだねえ、人間は」っていう決め台詞があるんですが、これってようは「(金と時間を使ってこんな映画を見るなんて)愚かだねえ」と我々に向けて言っているのでは?という解釈から設立された賞なんですね

そんな不能犯の冠をつけた不能犯大賞は毎年4月~3月までに上映された映画を対象として、2017年がもちろん『不能犯』、2018年は11月に上映された『スマホを落としただけなのに』、そして期間ギリギリになって『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』が上映されました

もちろん候補作の一つではあるんですが、みなさんご存じラズベリー賞ではないですが、2を大賞にするのは何か違うんじゃないかな?とも思うわけですよ
だって愚かなのは知ってるし、愚かじゃないわけないですから
なので、あくまで『招待作品』という体で見に行きました


はい、結論から言いますと糞です
糞だし愚かだしゴミだし産廃です
「招待作品だから~」って言って大賞にしないつもりだった観賞前の自分をぶん殴りたいです
圧倒的です、格が違いますレベルが違います器が違います
新日本プロレスでオカダ・カズチカのマネージャーをつとめていた外道の言葉を借りるなら「ルェェェェェェェェェベルが違うんだよ!」っていう気分です
ボジョレーヌーヴォー風にいえば、珠玉のヴィンテージ作品として歴史に名を刻むと思う作品です

本来なら0.1点ですが、今田美桜が出ていたので1点加点しました
もし自分が世界で一番不幸なんじゃないかって思ったときにこの映画を見ると、「こんな映画に1900円払った人がいるなら私なんてまだまだ大丈夫」って思えるかもしれません

何が糞で何が愚かで何がゴミで何が産廃か、ここからネタバレを含みます
思い出したくないものを思い出しながら書いているので順番は違うかもしれません
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