にっきい

必殺!ブラウン館の怪物たちのにっきいのレビュー・感想・評価

2.2
雨の中を長襦袢で走る鮎川いずみの色っぽさ。

大昔TVで人気だった時代劇の劇場版で唯一劇場で観た作品。

黒谷屋敷は誰の手に?って話し。
此れの元になったドラマは22時からやってたので、ちょっとお色気のある所謂大人向け番組だったはずなんですが…、当時はバラエティ番組路線だったらしく、この劇場版もアイドルやお笑い芸人いっぱい出して完全にコメディになってました。
もっと暗い感じやと記憶してたのに?
忍者出てきて、大砲出てきて、自転車出てきて、ハングライダー出てきて、ガトリングガン出てきて何じゃこら?
時代設定もめちゃくちゃで、今作は何と徳川慶喜が大政奉還した時の京都が舞台。
此れ見る前に観たのが『燃えよ剣』だから、今作の沖田総司が明石家さんまで土方歳三が西川のりおなのには悪ふざけが過ぎて最早笑えへん。
そんなこんなのザ昭和のデタラメ時代劇を延々と見せられている飽きてきた頃、ようやく仕事人出て来た。
虐げられ殺されていった人たちの無念を、金を受け取って代わりにはらすのが仕事人。
一見非情に思えるけど、金を取らずに殺したらそれはただの人殺し。
私情に流されないからこそ、危ない仕事にも命をはれる。
しかも主人公の中村主水は婿養子で普段はうだつの上がらない男。何時も商人から賄賂貰ったり、犯罪も金で揉み消したりと悪徳同心なのに、いざ裏の仕事になると頼れる存在ってのがカッコいい。
今回見直して気付いたんだけど、他の仕事人たちとは仲間と言うより同僚。
金のために一緒に仕事をしてるだけ。
もっとチームぽいと思ってたから意外でした。
それと他の仕事人が露払いのように雑魚を全部倒してボス戦のお膳立てをしてくれて、最後にやってきてボスだけ斬り殺して帰っていく中村主水…、他の人だけで仕事できるんじゃない?wwwww

今朝の1曲
Nelson『Too Many Dreams』
此れが発売された当時、美形の兄弟のロックバンドとしてめちゃくちゃ話題になってました。
日本でもこの曲(https://m.youtube.com/watch?v=cz3gJjgZ-nU)がCMに使われたりしてヒット。
超爽やかなハードポップナンバーです。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:1985年
鑑賞回:ー
劇場名:ー
座席情報:自由席
上映方式:2D
レーティング:G
上映時間:122分
備考:過去鑑賞記録
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