父娘＋ハリケーン＋ワニ（大量）
ハリケーンの最中連絡のとれなくなった父を探しに旧我が家の地下を探索したところ、そこには負傷した父＋でっかいワニが！！！
地下室に閉じ込められた父娘。豪雨により地下室はどんどん水位が上がっていきワニの圧倒的優位な状況に・・・しかし、水の中では娘は頂点捕食者だったのだ！泳げ！ワニより速く！
まずワニの初登場シーンが不意打ちすぎて。
この状況で出てくるのはわかってたはずなのにちゃんと直前に注意を誘導する仕掛けがあって誰もがびっくりできる瞬間になってます。
ワニもこんなたくさんでてくるなんて思わなかったよ。
開始３０分で、あ、死んだってなるし、その後も軽く３回くらい死んだ瞬間あったな・・・主人公たちが精神・肉体ともに強靭すぎる。
よくある置物みたいなワニじゃなくて、思った以上にバクバクしてくれるのでその点も期待を上回ってくれた。
ワニもハリケーンの映像も迫力あって◎
娘は昔から父親に水泳を叩き込まれてて、現在水泳で奨学金もらってるくらいだけどそんな親子にも今は確執があって・・・という要所要所で挟まれるドラマパートも中途半端に逃げずにしっかり。かつ緊迫感も失わせない程度にバランスをとりながら挟まれてて良い。
なんたってワニたんの必殺デスロールの最中にも盛り込んでくるからね。
そして置かれる状況も地下から上へ上へと上がって行き、水位の変化とともにストーリーもハリケーン（主に水害）のテンションも上がっていき、ワニさんもそれに置いてかれまいと食らいつく！
動物に襲われる系って前半がんばりすぎて後半動物自体が息切れすることも多々あるけど（もしくは主人公側が過剰に強くなる）今作のワニに至ってはそんなことなく最後までこれはワシの映画や！という意地をみせてくれました。あっぱれ。
でも娘は確かに水泳得意なんだけど、お前は頂点捕食者だ！ワニより速く泳げるだろ！って言ってワニがうようよいる中泳がせる父親には首を傾げざるを得ません。速さ関係ないし。
そんなぶっとんだシーンが一番好きだけども。
全体として製作のサム・ライミ含めやりたかったことを正面から逃げずに全部やってやった感があって単純にとても楽しかった。
あと関係ないけど特典映像で初めて見たサム・ライミの顔がもう思い出せない。街であっても絶対気付かない普通のおじさんで意外。
