もえじにあす

17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン/キオスクのもえじにあすのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

こちらも本から最初に映画を見ました。

フロイト教授がフランツの悩みに、あまりちゃんと話を聞いてくれないみたいな描写が本も映画も多々ありますが、
個人的にはフランツはモラトリアム期真っ只中、こんな時代でも彼は青春や初恋を始めようとしていて、
そんないち少年が、青年になろうとしている瞬間に、歳を重ねて生きてきた自分が教授だからと言ってとやかくいうのは違うと思ったのかなと感じました。
全く相談には乗ってない訳では無いしどうだった?なんて聞いてるシーンもあるので。

また徐々に時代が変化している描写(ダイナーの店主?が初めつけてなかったのに腕に鉤十字のマークをつけているちょっとのシーンとか)は本ではなかったところもあったのでよりリアルに感じ、待てよこれ今レポートみたいになってるわ。失敬失敬。。。。シッ。。。静かにして‼️

ハイ。他の戦争映画に比べたら、当時の時代はこうやって徐々に悪い方に進んだんだよ、っていうのが見やすいと感じた。

後トゥルスニエクが顔のないヒトラー達のシモンで最初ビッくらポンした‼️

戦争そのもの!というよりはジワジワくる感じが妙に現実味があって、もしかしたら今もうそのジワジワが始まっているかもしれない、なんて考えるきっかけになるような映画でした。
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