ふっかー

17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン/キオスクのふっかーのレビュー・感想・評価

3.7
ちょっと思っていたイメージと違ったかな。
もう少しさわやかなお話かと...。
ブルーノ・ガンツの遺作でした。

第二次大戦前のオーストリアという設定から終始薄暗い雰囲気。その中で17歳の主人公フランツが社会に出て、不器用ながらも生きることや初恋から学んでいく様が、物語の光というか希望になっていると思います。

人間、いつの時代に生まれ育つかで運命が左右されてしまう。そして誰と出会うかでも。
父親のいないフランツにとっては、フロイト教授とタバコ屋の店主の二人が師と呼べるような存在であったことは大きい。

あと初恋が上手くいくかいかないか。ダメージによってはその後の人生が大きく変わりそうです。
"初恋の人が今のパートナー"
という経験もしてみたかった(笑)
ふっかー

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