たしかにすごい映画。
半地下からさらに深い地下へ。
死ぬまで上がってこられないだろう。
ハラハラ感や軽いジョークタッチをテンポ良く盛り込みながら社会的テーマを鋭く描き、後を引くあの結末。
キーワードの表現、散りばめ方、付箋の回収もお見事。
今っぽい映画だと感じるし、面白いのは間違いない。
ただ、社会の格差を鋭い切り口で描いた映画は50年以上前から存在するし、このテーマを今この表現の仕方で提起するのは、私にはわからなかった。
この映画をアカデミー賞!大ヒット上映中!世界が大熱狂!と宣伝するのもなんか冷めるし。
モヤっと