劇場公開時に話題だったので見に行ったが、その時は衝撃的な内容だという印象だったが…
再度見直してみると、かなり緻密で演出、脚本、俳優陣の演技など、世界の賞を総なめにしたのがよくわかる。
音のないシーンとドラマティックでちょっと大げさな音楽のコントラストもなんかいい。
息苦しいような半地下の家から地上を見上げるアングルはリアル。
綺麗な家で地下に降りて行くシーンも何か暗示めいていて不穏。
韓国の格差、学歴社会、底辺(に近い？)の庶民の歪んだ上昇志向など、最初から最後までいろんなネタを盛り込んで、ホラー要素や皮肉めいた笑いを誘うシーンまでゾクっとした。
映像から格差まで感じる匂いを想像した。
後味は良くないが
ホン・ジュノ監督の凄さを感じた。
題名も！
