物語のテンポ感、テーマ、映像どれをとっても完成度が高く逆に高すぎてムッとしてしまうほどエンタメとしてすごい。
改めて見て思うのはこの残虐な人間という生物が唯一暴力以外の方法での加虐性が許されている、というか代替的に機能しているのはもしかすると経済活動なのかもしれないと感じた。(スポーツ、格闘技を除く)
社会は弱肉強食だ、なんていうがそういう建て付けが機能するような構図というかシステムで今は辛うじて倫理や道徳がストッパーとしてまだ機能しているがそのタガが本当の意味で壊れた時、この社会はカネという価値観を盾にまた違うカタチでの暴力の時代を迎えるのではないか、いやもう向かえているのではないかと危惧してしまった。