パラサイト 半地下の家族のgのレビュー・感想・評価

資本主義社会の下、真逆の社会的階級の人々が一つ屋根の下に集うとどうなるか、実験的な面白さがありますね。
生活困窮者側の、視点で描かれています。
（要素が似ている「アス」では、主人公は裕福な側でした。）

裕福な人々は「親切」でも、その富に寄生しお溢れを期待して生きているという利害関係の構図は解消されずに、維持されたままの虚しさ。
「稼いで金持ちになります。」と空虚に語った最後が、絶望を表していた。