MasahideYoshida

るろうに剣心 最終章 The FinalのMasahideYoshidaのレビュー・感想・評価

3.4
2021年公開
監督 : 大友啓史
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幕末最強の剣客が、秘めたる過去と向き合いながら怨敵との戦いに身を投じるお話。

人が人を赦すにはどうしたらいいのだろうかという物語。赦しを与えてくれる存在って誰でもいいわけではなくて、「お前に何がわかる!!」的なことばっかり起こるので、何をいうかではなく、誰がいうかなんだろうなあというのが一つ。そして、そんな「誰」がもうこの世にいないとか、話すことが叶わない時には、自分で自分を赦し、そして他者もそれによって赦せないといけないのだけど、それがまた大変で。

何かふとした瞬間に、何かと何かがつながっているように感じるとか、最後はそういう霊的、運命的な何かでしかきっかけってないのかもしれないけど、それを感じ取るためには、底まで苦しめっていうことなのかと思うとそれはそれで辛いお話ではあります。

アクションすごい。物語は、映画にあわせた加工がちょうどいい。
さすが、実写化成功の代表的存在。