ちゃんしん

d@bbe: 精霊の呪いのちゃんしんのレビュー・感想・評価

d@bbe: 精霊の呪い(2013年製作の映画)
4.0
なんだかんだ面白かった。

無茶苦茶取っ散らかってるし、いろんなアイデアやシーンがパクリで成り立っているんだけど…、これが実話から作られたものだとすれば、とんでもなく怖い話だと思うから、その分、プラスα。

確かにいろんな面が雑ではある。
でも良いところ、頑張っているところもあるから…。

ただ、精神科医エブラ…、目の前で非科学的なことが起こっているにも関わらず、何かしらの病気だと推測してとにかくその事実(理解出来ないことが起こっていること)さえも認めない…。
科学で証明されていないものは信じないことはいいとして、目の前で起こっていることは少なくても事実として認識しないと…。
その認識が理解出来ない事象を究明していく元になるし、その元を解明していくことが科学者であり医学者なんじゃないのか?
って、やたらと言いたくなった。
科学者、医学者がそれは科学的に証明されていないからあり得ない…とかって断言してしまったら、科学的に証明されていないものは絶対に解明されないことになってしまう…。
そしたらそれは、もう科学者とか医学者と言われる人間ではなく、ただの論文や解明されている現代科学をただただ暗記している記憶媒体でしかない。
科学や医学の発展は、「分からない」「どうして?」「何が?」がその基本にあるはず。
エブラの考え方は今ある医学的常識をもとにしているだけの症状に患者さんを分類している作業員みたいな感じだ。
あまりにも忙し過ぎて医師の思い込みや軽い認識でほんとの病原が間違っていることが多いことを考えてみれば、大多数の医師や科学者がそんな感じが普通なのかもしれないとは思うけど…。
ただ、やっぱり医者や科学者なら、常に「理解できない」ことには素直にその事実を受けいれて、その事象を究明していく精神を持っている方が良いようには思うな…。
ただの「振り分けマシーン」じゃないんだし…。

と、内容とは全く関係ないことを強く思ってしまった…。
またまたとんでもレビューだな…、これは…。
ちゃんしん

ちゃんしん