色々と設定が時代劇でありながら、工夫されていて非常に見やすい映画でした。今回はオリジナル脚本?というか設定での挑戦という意味では良かったと思います。脚本は色々とやられていますが、初監督作品で時代劇に挑戦したりするのは本当に凄いので、今後の渡辺監督作品に注目したいです。
時代劇でありながら、「俺!?」というような言葉の使い方も現代っぽくアレンジされていて時代劇の良さでもあり、若い方々にとってはネックにもなっていた言葉回しが見やすくなっていたところは斬新でした。ですので、時代劇では新しいテンポの良さやいい意味での軽さを感じることが出来たので、今まで時代劇を観たことがない人でも観やすい作品です。
全体としては「誰が信長なのか!?」というのは早々にわかってしまいますが、コメディ感があって笑える映画だと思います。個人的にはもう少し深みが欲しかったなと思いました。
時代劇×騙し合いというオリジナリティあふれる作品になっていますので、是非とも劇場でご覧ください。
2019年公開作品 123本目