現代のインドを舞台にしてなお色濃く残る、階級と男女の差別に胸がじりじりする。
ヒロインのラトナのような境遇の女性は、きっと現実世界にはたくさんいるんだろうな。
それでも夢を持ち努力するラトナは、とても素敵な女性。
そして、身分違いの恋。
階級の違いから一歩引いて冷静なラトナ。
対等になれたからこそ、あのラストシーンなのだと思う。
ファッションデザイナーという夢を掴んで、自分のための仕事を手に入れたから、彼への想いに向き合おうと思ったのかな。
夢のための努力を惜しまない彼女だから、きっと簡単にはアメリカに渡りはしないんだろうな。
掴んだ夢の端を離さないでいてほしい。
それができる強さを持っていると思うから。
恋物語のタイトルでもあるし、女性として自立を目指すタイトルでもあると思いました。