moeriさんの映画レビュー・感想・評価

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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.5

1回目。
色々起きすぎて、映画しか観てない勢なので元ネタ分からず&この人誰?!とついて行けなくなる瞬間がちょいちょい。
ちゃんと説明カットは入るけど、そのエピソード知ってたほうが何倍も楽しめるんだろう
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.6

自分の願いを叶えるなら自分で叶えたほうが何倍も嬉しい。そして誰かのために願うことが、強さの原動力にもなる。

アリアナ・デボーズの歌声を聞きたくて、字幕版を観に行きました。
力強く伸びやかな声で、アー
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

4.6

ディズニーキャラクター大集合の素敵な数分間!
日本版は全部吹き替え版だったのか、子供の頃に繰り返し聞いた懐かしい声にうるっときてしまいました。

これが見たくてWISHを観に行ったまである。
100周
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.8

ナポレオンも人間だった。

キャッチコピー「英雄か悪魔か」というより、一人の不器用な男としての印象が強く残りました。
妻ジョセフィーヌを深く愛するが故にコミュ障モラハラになってしまうのがなんとも痛かっ
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

4.1

認知症の妻と心臓病の夫が暮らすアパルトマンでの日々を2画面で描いた作品。

冒頭の陽の光と花に溢れた素敵な食事場面が、後からものすごく痛くなってくる。
この映画で食事場面はそこだけ。
認知症を発症した
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.5

搾取するものとされるもの
それに抗い、子どもたちへ希望を託す

作画、構図、ストーリー、音、めっちゃ良かった。
水木が哭倉村に着いたときのカメラワークに痺れました。
誰の目線!ってなるやつ。

戦争の
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正欲(2023年製作の映画)

3.5

普通ってなに。

私が幼少期に母から言われたことで一番記憶に残っているのが、「何で普通にできないの?!」という叱責の言葉。
母にとって私は普通の人間ではなかったらしい。
今思えば、大人と同じように子供
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アナログ(2023年製作の映画)

3.8

運命だとか未来とか
君の名は。みたいなじれったさと清々しさに包まれる映画。

我々はデジタルに侵されすぎて、目に見えるものじゃないと気付けなかったり信じられなくなってるんじゃないかな。
悟とみゆきみた
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.9

子どもへの祈りがこめられた映画

整くんのセリフ随所から感じられる子どもへの尊重と優しい眼差しが、ラストに結実したように感じました。

劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)(2023年製作の映画)

3.3

原作ファンでもアニメファンでもギリ世代でもないのですが、前作に引き続き観ました。

良くも悪くも、シティーハンターってこれだよねという感じ。
シティーハンターに求めているものは楽しめたけど、前作を超え
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リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

3.7

綾瀬はるか✕ガンアクション✕大正ロマン

これが観たくて。
どの衣装の綾瀬はるかも最高に素敵。
シシド・カフカの着物✕ライフルも良かった。
建物の中と外で撃ち合う場面の銃の扱いは相当練習したんだろうな
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ゲキ×シネ「薔薇とサムライ2 海賊女王の帰還」(2023年製作の映画)

4.5

新感線の舞台「薔薇とサムライ2 海賊女王の帰還」の映画作品化。

そもそも1作目も未見、舞台も未見。
それでも十分に楽しく、見応えありすぎ、天海祐希が美しすぎ。
クイーン・アンヌとしてのどのお姿も美し
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ジブリ映画大集合。
私は大好き。ニヤニヤしながら観ました。


宮崎駿監督は、この映画で本当に引退するんじゃないだろうか。
そう思えるほどのオマージュの連続。
しかもただ取り入れてるだけじゃない。
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.5

評判通りに感じました。
かといって酷評するほどでもなかった。

ハリー・ベイリーの歌声は素晴らしかった。
実写版の主役にふさわしい。
ただ、演技力が伴わなかったのは残念です。
くるくると変わる愛らしい
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.5

貴船でふふふっ
飽きるかなと思ったけれど、どの2分も趣が違って良すぎました。

繰り返される2分と引き継がれる記憶。
ループから抜け出すために、十何周も繰り返すことで進展していくストーリーとクセ強キャ
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セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

3.9

三大欲求は世界共通のネタだなぁ。
だからこそ、メジャーじゃないモンゴル映画にもハードルを感じずにスッと入り込める。
面白かったし、ハッとする言葉もたくさん。

まだ学生の頃の、家とそれ以外の社会でフワ
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.5

生きるのも悪くないなと思わせてくれる映画。

公開してすぐ観に行ったけど、感想書けずじまい。
内容も薄れてしまったのでもう一回観てきました。

ルールに厳しくて気難しくていつも不機嫌に見えるオットーだ
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ロストケア(2023年製作の映画)

3.8

命は誰のもの?

松山ケンイチ演じる介護士の斯波が42人の老人を殺害し、それを長澤まさみ演じる大友検事が追い詰めていく展開。
斯波は、自らの行いは救いであり正義だと主張、大友検事は、生きる権利は誰にも
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The Son/息子(2022年製作の映画)

4.2

これが鬱に苦しむ人の世界。
そう言えるほどリアルに緻密に描かれていて、思い当たる節があると、モロにその感情に引きずられる。
一度鬱になったり近い経験をした人には、あまりオススメしたくない映画。

感想
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.0

愛の形は見えないから、それを表す何かが欲しい。
一般的にそれは、結婚、家族という形を取る。
異性愛だろうが同性愛であろうが、結婚という形に囚われずに大切な人と共に生きていくことが当たり前のようにできれ
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.5

空気を感じる映画…なのかな。
うっかり、導入部分を何も考えずに観てしまって、後悔。
多分半分も理解できてない気がする。
何気ない言葉にも色々意味がありそう。

気がついたら2人は惹かれ合っていて、分か
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

3.3

寛容さとは最大の勇気。

優しくて芯のしっかりしたサーラとナランバヤルのピュアラブストーリー。
だけでなく、敵対する国同士の国家存続と歩み寄りというスケールの大きな背景もあったりする。

原作が大好き
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.5

映画音楽、劇伴というジャンルに真摯に(悪態もつきながら)向き合った、愛すべきマエストロ、エンニオ・モリコーネのドキュメンタリー。
前日に「SHE SAID その名を暴け」を観ていたので、浄化される映画
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.1

老若男女問わず、見てほしい映画。
口を閉ざしてしまった人の希望になる映画。

巨大な権力や華やかな世界でなくても、身近な日常社会でもこういうことが起こり得るんだと、知ることのできる作品です。

何年か
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.6

2023年1本目の映画は、元旦のレイトショーで。

ニノを始め、豪華キャストだから観に行こうと決めていたのもありますが、もう1つ理由があります。
過去ウズベキスタンに旅をした折、タシケント日本人墓地に
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.1

ほんの少しでも生きたいって思うこと。
それは失われた命や日常を忘れることじゃなくて、受け入れて前を向くこと。

震災に限らず、日本は自然災害か多い国だと思う。
毎年日常が奪われる人がいて、いつ誰がそう
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RRR(2022年製作の映画)

4.5

3時間ありました????
っていうくらい緩急素晴らしくてあっという間。
アトラクション全部乗せのような感じで楽しすぎて、強制的に元気になれます。

ラーマとビーム、火と水、国と民族、赤と青、対比の描写
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スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

3.6

「楽しむこと」を強要されるクリスマス

エリザベス女王、ダイアナ妃それぞれのドキュメンタリーを観ていたので、ちょっと共感しすぎたかもしれません。


人々の理想の王室を体現するべく、無意味な伝統が積み
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プリンセス・ダイアナ(2022年製作の映画)

3.5

ダイアナ妃のドキュメンタリー。
日本の報道では見られなかった映像もあり、彼女への理解が深まりました。

子供の頃見ていた彼女は、チャーミングで聡明で、自立した女性の先駆け、象徴のように感じていました。
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.0

一夏ごとに経験と心の拠り所が増えていって、
子供は大人になっていく。

今は失われた人との距離、照りつける太陽と地面に落ちる濃い影、汗も擦り傷も気にせずに全身で自然の中で遊ぶ日々。
普段の行動範囲を思
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

優しさの中のメッセージとチラチラ見える社会派な要素。
生きてていいんだ。
生まれてくれてありがとう。

何となく、一線を引きながら観てしまった。
没入すると泣いてしまうやつ。

物語の始点になる赤ちゃ
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.2

癒されたくて。

久しぶりに映画館に行ける!観ようと決めていたのが、メタモルフォーゼの縁側。
芦田愛菜さんの繊細な芝居で10代ならではの心の動きが丁寧に表現されていて、それを穏やかに包み込む宮本信子さ
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犬王(2021年製作の映画)

3.8

耳が幸せ映画。
アニメに詳しくなくても女王蜂のファンじゃなくても、全然平気。
脚本野木亜紀子さん。

効果音、環境音、衣擦れの音、メインの音楽に至るまで、ずっと全力の音表現を浴びれる映画。
メインキャ
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.3

ドキュメンタリーのような描きかた、楽譜や織物のような緻密に丁寧に重ねられる言葉。
愛おしい映画だなぁと感じました。

人に話すにはちょっとためらうような問題がある家族って意外と多いんじゃないでしょうか
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