ジャッキーケン

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビューのジャッキーケンのレビュー・感想・評価

4.0
高校デビューならぬパーティデビューを飾ろうとする親友女の子二人組がパーティを求めてハングオーバー!
ラスト近くはマジでプチハングオーバー!

イェール大学に合格したthe 優等生つまらん女子のモリーはイェール大学に合格した自分に浸っていた。だがしかし周りのパリピたちも遊んでた割には良い大学に行くことが決まってるためにモリーは高校最後のパーティで派手に決めてやろうと大親友のエイミーと一夜限りのハメ外しを決行する!

パーティを求めて三千里な内容で「フェリスはある朝突然に」のような破茶滅茶具合と現代学生の今を写してる、ゲイも当然いればレズビアンもいる、それをサラッと描いていて現代的に感じた、それに場面転換の音楽がフレッシュかつクール。

なんだかんだ嫌なキャラがいない
俺の心をズキューンと貫いたのは大富豪友達貧乏なジャレッド!彼が主催するパーティに誰一人来てないというメンタル的にズタボロになるはずなのに彼は一切傷ついてない、体の関係でも恋人でもない本作最強のヤバキャラジジとの関係がもうジャレッド好きになるしかない
「サンタクラリータダイエット」でも良いキャラしてたし友達になりたいハリウッドスターことスカイラーギソンド

感心したのは現代の学生が抱える性をサラッと描き切るところ、未だに日本映画はゲイをお笑い要素として扱っているところだったり恋愛映画の予告を見ても時代遅れに感じるし本作を見るとより一層それを感じる

噂が一人歩きしてその人のイメージを作ってしまうという学生はおろか大人にでも分からざるを得ない噂の一人歩きホラーと厄介さこの映画はそれを教えてくれる!
ようは最終的に「ブレックファストクラブ」リスペクトな人は見かけと噂によらないというアメリカン青春映画の大前提で幕を閉じる、フレッシュなリスペクト

程よい傑作
今時の最新アップデート青春映画を見るなら本作しかない