回送ペリカン

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビューの回送ペリカンのレビュー・感想・評価

4.3
面白かった!
一瞬もダレない怒涛のギャグ乱打にずっと爆笑してたけど、端々に自分の苦い記憶も呼び起こされて、辛くて無様でバカで眩しい紛れもない青春映画でした。パーティに行かなくたって君らの友情は僕には眩しすぎます…。
本命のパーティに着くまでの道草ロードムービーパートが楽しすぎて、このまま映画終わるんかなと思った。まだ映画半分しか進んでない!?もうかなり楽しかったのに!?とびっくりしてしまった。少女に世の中の危険を教えてくれた心優しき指名手配犯、取引に差し出されてかわいそうだった。それにしても濃密な一晩だった…。「私がヤツらの気を引く…!」とか、ハメの外し方が分からず空回りしたり逆に沸かせたり、カラオケで十八番を披露して盛り上げたり、(妄想の中で)見覚えのある輝くばかりの瑞々しさに終始ニコニコしながら眼から血を流していました。
気になったのは、アメリカの高校の風景ってあんな感じで一般的なの?大学かと思った。普通に金持ちが多すぎないか?それとも、日本では制服と校則で覆い隠されてるだけでみんな実はあれくらいの経済力があったの?コメディだから誇張はあるだろうけど、そういうデフォルメが通用するんだから日本とはえらい違いだよな〜。でも日本の中高生もスタバに平気で寄ったりしてるし、僕が貧乏だっただけかもしれない。海外の日常が描かれる映画は、この国ってこうなの!?という驚きが楽しい。
先生かっこよかったな。ああいう先生の存在は、妄想ではなく僕にも記憶がある。勇気を出して久しぶりに連絡してみよかな…。
回送ペリカン

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