FumitakeArano

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビューのFumitakeAranoのレビュー・感想・評価

4.0
この映画のどこが新しいかって、絶望的なスクールカーストが無い!
主人公達のようなガリ勉はもとより、パリピ、ボンボン、文化系、はぐれものといった面々が登場し、そこに違いや軋轢はあれど上下はない感じ。
卒業パーティーのドタバタの中でお互いの表面しか見えてなかったことに気付いて、わだかまりを解いていく姿に感動する。
校長がLyftで副業してたり、担任教師が若いうちにしっかりハメ外せよと送り出してくれたり、学校も抑圧的な存在では無くなっている。
同じく青春モノのハーフオブイットが正統派なら、こちらは下ネタありのギャグ路線でノリは違えど土俵は同じかもしれないな。
すごくフラットな世界で、この感じがスタンダードになっていって欲しいなー