「女性が男性を追いかけたり、外見を変えたりしない映画」を作りたかった、『ビバリーヒルズ・コップ』や『リーサル・ウェポン』を参考にした、とオリヴィア・ワイルド監督が語るとおりの最高な映画だった。
声をあげるのを堪えるほど笑い、声をあげるのを堪えるほど泣く映画って、他にあるだろうか。
女性であれば、作品は好きなのに、劇中での女性キャラクターの描かれ方に落胆したことはあるはず。もちろんこの映画ではそんな心配はないし、色んなキャラクターが出てきて、一辺倒な描かれ方をされるようなこともない。さらに、意外な2人を通してシスターフッドの重要性まで感じさせてくれる。
高校生の頃の瑞々しい悩みって、結局大人になってからも共感できてしまう。
Netflixの『セックス・エデュケーション』が好きな人は絶対に好き。