ハシオ

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビューのハシオのレビュー・感想・評価

3.5
本作は2019年に公開されたアメリカ合衆国の青春映画。
『リチャード・ジュエル』などにも出演している女優・オリヴィア・ワイルドによる初監督作品です。

ちなみに主演の一人であるビーニー・フェルドスタインは俳優のジョナ・ヒルの妹とのことで...太り方などをみると、なるほど兄妹だなと思ってしまいました笑

話のあらすじとしては...成績優秀で親友の女子高生コンビ・エイミー(ケイトリン・デヴァー)とモリー(ビーニー・フェルドスタイン)は、卒業式前日、内心バカにしていたクラスメートがレベルの高い進路であることを知る。青春を犠牲にして勉強に邁進してきたことを後悔した二人は、卒業式までの数少ない時間を使って学園生活を謳歌しようと卒業パーティーに繰り出す…というもの。

とにかく物語のテンポがいいですね~。
とくに序盤は魅力的なキャラクターたちに加えサクサクッと進んでいくのでダレることなく見ることができました。
そして、この映画は多様性(他者を知る)がテーマの一つだとは思いますが、それゆえに終盤のモリーとアナベル(モリー・ゴードン)の会話にはグッときましたね...。
あのシーンを見ていて思い出したのは、ライムスターの『POP LIFE』という曲の一節。

「あるいは立場を交換すると やつにさえかすかに共感する どころか下手すりゃ共通項ばっか だったりして ちょいとこいつは困った♪」

まさにこの歌詞の通りの展開でしたね〜。
あと、ラストのセリフもサイコーだった。

...が、しかし!やっぱりどうもこの映画のバカに見せかけた意識高い感じ、というか妙なオシャレ感はちょっと苦手です笑
ハシオ

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