なんか観終わってから数日経つんですけど、この作品のモデルとなった『グリコ森永事件』を考えてしまいますよ…
それぐらいなんと言うかいったい何処までが真実で何処までがフィクションなのと(-ω- ?)思ってしまう映画でした。
久しぶりにこんな重厚で社会派なミステリー映画をみたような気がしました。
事件に巻き込まれてしまった少年少女の半生がどうなってしまったのか？がテーマなのかなぁとぼんやりと思いました。
幼い頃に自分の声が犯罪に使われたかもしれないと事件を調べ始める曽根役の星野源…幸せにスーツのテイラーとして店を切り盛りしたと思ったら一本のカセットテープから事件に巻き込まれていく繊細な男を演じていました。
もう一人の主人公の新聞記者の阿久津役を小栗旬が演じていました。
事件を調べていくうちにそれまで点と点だったのが少しずつ線となって真実に迫っていくのが素晴らしかったですよ。
録音を聞きながら曽根の存在に気づくシーンがなんか良かったです。
その他に良かったのは事件に巻き込まれて蒸発してしまった少女の親友の高田聖子の演技！
そして曽根とは対象的な酷い人生を送ってきたと思われる聡一郎を演じた宇野祥平さん！
ちょこっと出てくる阿部亮平、奥野瑛太、水澤伸吾、篠原篤に気づくことが出来て嬉しかった！
曽根のお母さんの若い頃の阿部純子がなんかいいなぁと思いましたよ！
などなど細かい俳優も良かったですよ。
