ある日屋根裏で見つけたカセットテープ
テープの声は幼かった自分の声
それは35年前に日本中を震撼させた事件に使用された脅迫テープの声3人のうちの1人
昭和の未解決事件、グリコ森永脅迫恐喝事件をベースに犯人を炙り出す為に取材を始める新聞記者(小栗旬)と自分の意思とは関係無しに大きく事件に関わってしまった男(星野源)の物語
新聞記者の取材によって多くの証言者が入れ替わり立ち替わり登場する
その語られるいずれもが犯人を暴くための最重要証言であり、35年もの間 誰もが沈黙し続けた行為は警察権力とマスコミへの不信感の表れなのか⁉︎
それはまさに現代の私たちが置かれた状況と完全に一致すると感じたのは私だけだろうか⁉︎
そしてその語られるすべての証言がすなわち『罪の声』
そして最後に辿り着いた犯人が放った『罪の声』
『知らなかったんだ
幸せに暮らしているんだと.....』
身勝手な動機と身勝手な行動で人生をめちゃくちゃにされた家族が居たことを知ったなら、
残りの人生で、己が、自ら償え‼︎
悔しさで涙が出て止まらなかった