ただただ切ない。
未解決事件の解明に挑む、そこには興味本位ではなくマスコミや警察の姿を問う面も大きくあるのだけど、事件に利用された子供達の人生を考えさせられる、切なくて辛い話だった。
1984年に起きたグリコ森永事件をモチーフ。と言われれば、子供だった当時にお菓子買ってもらえない時期があったのをうっすら思い出す。
その事件がモチーフならば、同じ時代を生きてた私はなんて幸せで安全だったのだと感じる一方、望ちゃん総一郎くんのシーンがとても辛い、そういう現実とフィクションを混ぜて観てしまう感覚になった。
喫茶店で総一郎くんが打ち明けてくれた後の「曽根さん、あなたはどんな人生でしたか?」と聞くシーン。
あれはこたえた。
序盤にある動揺バレバレで喋っちゃう橋本じゅんさんのシーン。笑
最後まで観ると彼の登場シーンが唯一の癒し。