昭和の真っ只中で起きたあの有名な未解決事件を基にしたと考えられる作品。
カセットテープに入っていた3人の子供の声。
この声を録音した3人は今、どうなっているかなんて考えたこともない視点で、興味深く観ることが出来ました。
犯人達の数が多く、途中どの犯人の事を言っているのか混乱したのは残念でしたが、一人一人の人物像も大体わかったし、刑事ではなく記者が真相を追っていたのが良かったかな。「事件を追うのは素因数分解みたいなもので、素数になるまで追い続けるのが記者なんだ」と言うセリフにはグッときました。
俳優陣も芯のある演技で吸い込まれました。
あくまでもフィクションですが、面白い作品だと思いました。