こんな徹頭徹尾人の話を聞き続ける映画を初めて見た。
僕が求める映画的、もしくは映像的快楽をほとんど感じられなかった。
それを今作に求める事自体、的外れな事なのだと思う。
明らかにこんなことを思う人は今作のターゲットじゃない。
序盤から映像的になんか窮屈に感じた。
たぶんカメラがあまり動かなかったからなのかなーと思う。
ゆっくーりアングル変えるだけのショットはめっちゃ多いが。
1:58:08 からのカメラワークが、変わった間取りを活かしててよかった。
カセットテープ発見のシーンは浦沢直樹のホラー感があってよかった。
お母さんが病室で寝てるのに肌が化粧っぽい感じが気になった。
演技演出面でいっても、自分の後頭部スリスリしながら「すいません」みたいなの久しぶりに見た。
ロンドン(?)のドローン撮影が映像的にかっこいいが、作品全体から浮いて見えた。
映像のトーンというか豪華さというかが作品全体を通して統一できてない感じがした。