もりのはこ

パブリック 図書館の奇跡のもりのはこのレビュー・感想・評価

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)
4.0
伝わるひとには伝わる。
喧騒に紛れた静かな抵抗。館員・警察・市長・報道・市民の、外と内の気温差が興味深い。ブリザードはどこから吹くのか。

パブリックはビジネスの真逆に位置していて、損得や効率から距離をとった基準で動いている。そういう断面をとても尊敬しているのだが、民主主義や資本主義と相性がよい訳ではなさそう。無駄が多く見えたり、修正に手間がかかったり。片方を悪と断じるのではなく、それらを繋ぐ叡智が欲しい。パブリックは公共の精神があってこそ。

誰もが次の局面を予感している昨今、これからの歳月が楽しみに思えた。(^^)人(^^)