あばしぇ

パブリック 図書館の奇跡のあばしぇのレビュー・感想・評価

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)
4.1
開幕から社会的なテーマを詰め込みまくるのに、全体を通じて明るいユーモアやキャラクターの態度が印象的。こういう「明るさを保ったまま重たいテーマを扱う」作品は大好物で、苦難に面しつつもご機嫌に生きていこうとする製作者の人柄に惹かれます。田島列島『子供はわかってあげない』(漫画)の紹介文から取ってこういう作風を「お気楽ハードボイルド」作品と呼んでいます。(同漫画と比べると本作のお気楽度は若干低いように見えるかもしれません。私は文化圏の差異を考慮してウィットに富んだ返しもお気楽要素に計上しています。)

『怒りの葡萄』はそのうち読んでみたいです。