わたなべのどか

パブリック 図書館の奇跡のわたなべのどかのレビュー・感想・評価

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)
4.0
2022/12/31
図書館職員として働くスチュアート。市営の図書館は誰でも入場可能で、営業時間中は街のホームレス達の集いの場になっていた。ある冬、市が運営するホームレス用のシェルターが一杯となり入れなかったホームレスは野ざらしで夜の間に凍死してしまう事件が起きた。
自分の身を守るためホームレス達は営業時間後の図書館に立てこもることに。スチュアートも協力をするが、外ではスチュアートが人質事件を起こしたことになり、事件は大きくなっていく。

スチュアート自身の職員としての責務と人間としての優しさの相反する葛藤にとても共感する。モノ語りに大きな展開もないが、終始ワクワクしながら、人間味を楽しんで見れる作品。