ハセ

パブリック 図書館の奇跡のハセのネタバレレビュー・内容・結末

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます


奇跡じゃなく、行動したから起こせたことだと思う。彼らの動機、訴えは奇跡を起こしたかったから声を上げたわけじゃ無いし。

現実は、現在は映画以上に過酷なのかもしれないと落ち込んでしまった。

女性ホームレスはいないのか、シェルターに入れているのか"いないこと"にされているのかが気になった。
ラストの裸も女性のホームレスがいたらやれなかったのでは?というホモソーシャル的なノリを感じてしまった…。


事実を曲げてフェイクニュースを仕立て上げるのと、立て篭もって権利の主張をすること、一体どっちが恐ろしいか。
立て篭もりは現状をよく知らない立場なら恐ろしい行為ではあるけど…。
人々の訴えに対し何らかの事件性や暴力性を見出そうとして嬉々としてるマスコミの扇動キモすぎる。こう言うのに煽られず、冷静に物事を判断したい…。
強者に弱者と同じ思いをさせても、何も響かないんだ…と新たな気付き…。

声を上げても逮捕され、笑顔で歌う。
声を上げることが大きな一歩なのは勿論わかるけど、新たなシェルターが作られたのかわからない内はわたしはこれをハッピーエンドとも奇跡とも呼べないよと思った。

知識は力だなあ。主人公が本に救われたということが知識量と引用からわかるのがよかった。
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