このレビューはネタバレを含みます
うーん
男はつらいよの1.2作目とかでも強く感じたんだけど
山田洋次が描くダメな男性は
本当に観ててハラハラしつつ共感性羞恥というか
やめて、そのまま行ったら絶対あかん
ってとこに突き進んでいくから本当に嫌
だけど作品の終わりでは
なんだかほっこり愛すべきキャラみたいになってる。ような気がしてしまうのは
巨匠の妙な気がするなあと
そこはすごいと思うけども
やっぱりイライラの方が勝つというか
途中で気づいたけど
おとうと自体にイラついているよりも
多分、彼が完全にやらかす方向に走り出してるのに
強く止めたり、未然に防ごうとしない
周りの大人の方にイライラしてる気がした
特に吉永さんの上品さと声の落ち着き具合が
なおさら
いや落ち着いとらんと必死におとうと止めんかい。I番の近親で保護者なんだろうが
と思ってしまって
手のつけられないおとうと自体より
タチが悪いように思えてならなかった
いやそういう物語で、そういう作劇なんだけどね
好きなシーン
結婚式に、あの男は来るのかい?呼んであげなさいよ